こんにちは、打刃物定康です!
来店されるお客さんの中に良く『鋼は何を使ってますか?』、『鋼は白紙ですか?』と尋ねてこられる方がいらっしゃいます。確かに鋼の種類は刃物の品質にとってとても大切な要素の1つです。
ですがもちろん鋼で刃物のすべてが決まる訳ではありません!
鋼の硬度はただ硬ければ良いというものではなく、製品によって使い分ける必要あります。身と一緒に骨を切る出刃包丁にはにはある程度粘りのある鋼を使用する必要があり、お造りや切り身など柔らかいものに使用する柳刃包丁には硬い鋼を使用します。
こういったように鋼は製品のそれぞれの用途によって使い分けなければなりません。最も大切なのは製造工程であり、鋼の種類は製品にとって大切な要素の1つと思ってもらえれば良いと思います!!
【↓写真は鋼を仮付けする様子】